どうも、いでんしです。
シェフィを連れてネプチューンの建造してたら投稿が遅れました。

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大会ロゴ。

先日、モヴさん(@XXXrhsx)主催の仲間大会、Storm会戦に参加してきました。

詳細はこちら↓
【ポケモン剣盾】図鑑番号統一仲間大会 第1回Storm会戦の開催のお知らせ【種族統一】

今回はその仲間大会で使用した構築の紹介…もとい、反省会です。

大会の詳しい内容はモヴさん側のブログを参照してもらうとして、

要するにこの仲間大会は種族統一。同じ種族のポケモンを3匹〜6匹用意し、シングルバトルで戦うというルールです。
フォルムチェンジやリージョンフォームを持つポケモンも同じ種族として扱う変則ルールなので、ロトムやニャオニクスとかはその分有利ですね。

種族統一、実はUSMの頃に1度経験したことがあるんですよね。その時もモヴさん運営の大会でした。
サメハダー統一で挑んだんですが、育成を忘れてする時間の確保がちょっと難しくて、最低限の3匹しか用意することができなかったんです。
今回は割と前から告知がされてたので、ここで6匹揃えて試合したいなーって思ったんです。

さて、仲間大会に出るにあたり、私が用意したのがこのパーティです。

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おいなんだその目は。おかしいものを見るような目で私を見るんじゃないよ。

いやいや、こうなったのにはちゃんと理由があるんですよ。

もともとこの大会にはアップリュー統一で参加しようとしてたんです。
ただダラダラしてたらキョダイアップリューのピックアップ期間が終わってしまいまして。はりきりキョダイアップリューを厳選し損ねました。
おかげで別のポケモンを採用することになったのですが…

​​私は道連れ厨だ。妖怪ウォッチ3で万尾獅子におんねん魂を容赦なく持たせ、スマブラでデデデのすいこみ道連れを積極的に狙うような男だ。
この機会だ。
私はみちづれポケモンを使いたい。​​

私の意思は硬い。そして、種族統一に使うみちづれポケモンを探すことになった。

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「やっぱりここは新しくみちづれを覚えるようになった僕でしょ」
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「イヤイヤ、コノ私モ新シクミチヅレヲ覚エタノデス、私デスヨ」

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「いやいや先輩方、ここは新入りに出番を譲って欲しいですなぁ」
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「私は原種とリージョンフォーム、2つの姿がありますよ!」

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「馬鹿は休み休みに言え。みちづれ統一で一番活躍してるこの俺達が…」

ほーん、なるほどなるほど。魅力的な奴らがいっぱいだ。

…よし、決めた。

















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お前だァァァァァァ!!!!!!!!!







「???????????」







以上。


真面目に解説すると、今作はどくどくを覚えるポケモンが大幅に減ったため、ソーナンスが非常に苦手な毒殺をされる確率が若干低くなっている。
また、第七世代ではZ技を使うことで一度だけ自力で攻撃できたが、今作ではそれが3ターン続けて行えるため攻め手が増えている。更にダイウォールを使えるようになったため、ソーナンスはまもるを新しく覚えたも同然である。
ソーナノの頃にしか覚えられなかった技(はねる、あまえる、アンコール)を自力で思い出せるようになったため、厳選の難易度が激減したことも拍車をかけた。
つまり、今作ではソーナンスは多少なりとも強化されているのである。

……っていう説明はソーナンス統一を作ることを決めてから考えたもの。ソーナンス統一をしようと思った動機は上記の通りほぼ本能である。

種族統一におけるソーナンス

パーティ紹介の前に、まずは種族統一におけるソーナンスについて知ってもらいたい。

まずはステータスのおさらいから。

ソーナンス

タイプ

エスパー

エスパー単タイプ。あの伝説ポケモンミュウツーと同じタイプである。強そう(こなみ)

種族値

H:190
A:33
B:55
C:33
D:55
S:33

HPが極端に高い。これはハピナス、ラッキー、アクジキング、ジガルデ(パーフェクトフォルム)に次ぐ全ポケモン中5位の値である。
防御と特防は低めだが、高いHPで攻撃を強引に耐えることは容易い。
一方で攻撃面と素早さが致命的に低い。低い素早さはトリックルームなどで強引に補うこともできるが、火力に関しては期待できそうにない。

特性

通常特性1:かげふみ
隠れ特性:テレパシー

通常特性のかげふみが目を惹く。
この特性を持つポケモンが場に出ると、相手はポケモンを交代することができなくなる。
きれいなぬけがらを持たせれば回避できる他、第4世代からは同じくかげふみを持つポケモンが、第6世代からはゴーストタイプがかげふみに影響されずポケモンを交代することができるようになった。とはいえ、それ以外のポケモンには今まで通り通用するためまだまだ強力な特性。

隠れ特性のテレパシーは、ダブルバトルで味方からの攻撃を受けなくなる特性。今回はシングルバトルの対戦を前提としているため、考慮しないものとする。


覚える技(有用なものを抜粋)

攻撃技:カウンター、ミラーコート
変化技:はねる、あまえる、アンコール、しんぴのまもり、みちづれ、ドわすれ

抜粋なんてできない。こいつが覚える技は本当にこれしかないのだから。
攻撃技がカウンターとミラーコートのみ。つまり、自発的に攻撃する手段を持たない。​物理技しか覚えていないゴーストタイプ、もしくは特殊技しか覚えていない悪タイプには問答無用で負ける。
どくどくややどりぎのタネといった定数ダメージを与える技も覚えず、相手の体力を削るにはみちづれを含め相手から攻撃してもらわなければ始まらない。
更に相手からの定数ダメージを防ぐ手段がしんぴのまもりしかない。ねむるやじこさいせい等の回復技も持たない。故に、どくどくなどを撃たれればほっとくだけであっけなく散る。また、しんぴのまもりで防げるのは毒と火傷のダメージだけであり、天候ダメージやまきつくなどの拘束ダメージ、ゴーストタイプが使うのろいなどには打つ手が無い。
これらは技のレパートリーが少ないが故の弱点と言えよう。​がまんポケモンなんだからがまんくらい覚えてもいいじゃないか。剣盾で技自体消えたけど

自発的に攻撃する手段が無いとは言ったが、ダイマックスをすることでカウンターとミラーコートを攻撃手段にすることはできる。
しかし、前述した通りこいつのACの種族値は33。こんなんじゃ虫も殺せない。
ダイマックスの効果時間は3ターンしかないため、効果時間が切れるとやっぱり自分からは何もできなくなる。
みちづれがダイウォールになるので、みちづれできなくなる。ダイマポケにみちづれが効かないのも合わさり殺意が芽生える。

個人的にはみちづれ覚えてくれればそれでいいんだけど、種族統一という環境ではそうも言ってられない。だってこの貧弱技レパートリーで3〜6匹揃えなきゃいけないんだもの。

総評

ステータスや特性には光るものがあるが、技の少なさが運用を極端に難しくしている例。
もともとソーナンスは他のポケモンと組み合わせて輝く一面が強かったポケモンであり(ゲンガナンス、ダブルバトルのかげふみ+ほろびのうた等)、単体のスペックはお世辞にも良いものではない。
一種族だけであらゆる想定をしなければいけない種族統一には根本的に相性の悪いポケモンと言えよう。


余談:ナマコブシとの比較

ソーナンス統一の場に別のポケモンの名前を出すのはナンセンスではあるが、同じく自発的な攻撃手段を持たないポケモンとしてナマコブシがいる。
タイプこそ違えど、高耐久低火力鈍足とステータスは似通っており、攻撃技もカウンターとミラーコートしかない。
しかし、それ以外の技が充実しているのがソーナンスとの圧倒的な違い。
どくどくやいたみわけで相手の体力を削ることができ、じこさいせいで長期戦もこなせる。
面白いのが、どくどくが効かない毒・鋼やカウンターが効かない霊、ミラーコートが効かない悪に対し、みずびたしでタイプを変えて強引に技を通すことができる点。これはソーナンスには決して真似できない芸当である。

種族統一で活躍できるかは別として、運用の難易度で言えば断然ナマコブシの方が低いだろう。



パーティ紹介

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ポケモン金ver。クリスタル版も同じポーズ。

ソーナンス@ゴツゴツメット
性格:わんぱく
努力値:H252 B252 D4
実数値:297-×-​121​-​×-79-53
特性:かげふみ
​みちづれ​/​アンコール​/​カウンター​/​ミラーコート

物理受け。ゴツメを持たせてること以外は特に変哲のない普通のソーナンス。
厳選中にたまたまA05Vの個体が誕生したので、性格を気にせず採用。Bに補正がかかればいいので。


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ポケモン銀ver。金銀はソフトでポケモンのドット絵が異なる。

ソーナンス@オボンのみ
性格:おだやか
努力値:H252 B4 D252
実数値:297-​×​-79-×-​121​-53
特性:かげふみ
​みちづれ​/​アンコール​/​カウンター​/​ミラーコート

特殊受け。オボンのおかげで耐久はそこそこある。
純粋に回復手段のあるソーナンスは使いやすいので、選出率もダントツで多かった。

何故か数回ダイマックスする機会があった。

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第3世代。メディアミックスでよく見るおなじみのポーズに。

ソーナンス@こだわりスカーフ
性格:おくびょう
努力値:B252 D4 S252
実数値:265-​×-110-×-79-​93
特性:かげふみ
​みちづれ​/​アンコール​/​カウンター​/​ミラーコート

スカーフソーナンス。
基本的にスカーフは本来先手を取れない相手の上を強引に取って攻撃するためのアイテムだが、ソーナンスは自発的に攻撃できないので基本的に先制アンコールorみちづれを決めるためのアイテムと化した。

ちなみに、最速スカーフソーナンスは最速75族と同速。そんなに速いわけではない。
でも、この大会は種族統一。物好きが集まる要素が詰まってる大会だ。故に進化前ポケモンで統一をする人もいっぱいいた。例えば主催とか。
そのため、意外にも活躍の場は多かったり。体感でこそあるが、選出率はオボンナンスに次いで多かった。

ちなみに本来のスカーフソーナンスは、先制でアンコールやあまえるを使って起点を作り、かげふみで交代読み交代を封じることで、確実に有利な積みアタッカーを召喚するための起点作りとしての仕事があるんだとか。

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ダイパプラチナ版。口紅ソーナンスが登場したのはこの世代から。

ソーナンス@きあいのタスキ
性格:おくびょう
努力値:H252 D4 S252
実数値:297-​​​​×-78-×-79-​​93
特性:かげふみ
​​みちづれ​​/​​アンコール​​/​​カウンター​​/​​ミラーコート

タスキソーナンス。

ソーナンスは積み技や一撃必殺にアホみたいに弱いので、その対策として採用。いくらダイマックスポケモンと言えど、296×2=592もの火力に耐えられる奴はそうそういない。

まぁ、実際には
進化前ポケモンが多い=火力が低いポケモンが多い
ということなので、一積み程度ではソーナンスを一撃で落とせる相手がなかなかいなかったり……

なるべく被ダメを増やすためにBDには振らず、その分Sを伸ばした。カウンター/ミラーコートのダメージを伸ばすだけでなく、先制みちづれを決めやすくなった。

5005HGSS版。ポケウォーカーを使えば割と序盤から冒険できる。

ソーナンス@メンタルハーブ
性格:おくびょう
努力値:B4 D252 S252
実数値:265-​​​​×-79-×-110-​​93
特性:かげふみ
みちづれ/アンコール/しんぴのまもり/ミラーコート

状態異常でじわじわ攻める軸のポケモン相手を想定したソーナンス。しんぴのまもりで毒や火傷を防ぎ、攻め手を1つ潰す。メンハで挑発も一度だけ対処できる。
「先手でどくどく撃たれたら意味が無いのでは?」と聞かれそうだが、こいつの役割はしんぴのまもりを展開することなので構わない。むしろガンガン殴ってくれ。殴ってきたらアンコールからのみちづれがおいしい。おいどくどく連打で攻撃しないのやめろ

技スペとみちづれ絶対採用の関係上攻撃技がミラーコートのみ。他のソーナンスと比べて悪タイプ相手により詰みやすい。

Dに努力値を振ってるため、特殊技主体のポケモン相手には普通にミラコ役としても採用できた。想定外。
正直誰が挑発撃ってくるとか全然分からなかったため、こちらの用途でしか使わなかった。

IMG_8237BW版。動き出した。静止画だとダイパ版との区別が付かない。

ソーナンス@いのちのたま
性格:ひかえめ
努力値:C252 D4 S252
実数値:265-​×​-78-​93​-79-85
特性:かげふみ
​みちづれ​/​ミラーコート​/アンコール​/​カウンター

種族統一あるある、1匹は混じってるイロモノ枠。
自分からは殴れないという常識を覆す珠アタッカー型。

C33なので大した火力にはならないと思われがちだが、進化前ポケモンでも当然のように参加してくる種族統一では話が違う。
ダイサイコでサイコフィールドを展開すれば、ピカチュウ程度の低耐久ポケモンを一撃で倒せるレベルの火力を出せる。

ダイマックスするとこだわり系アイテムの効果が消えてしまうため、火力上昇アイテムはいのちのたまが最高倍率になる。眼鏡で火力を伸ばせないのは少々残念。

努力値をCSに割いた分耐久面は他のソーナンスと比べて貧弱。だが、その分高いSと合わせてみちづれを決めやすくなっているのはおいしい。
こいつさっきから先制みちづれの話しかしてないな

Dが高い相手には無力。素直に反射するなりみちづれするなりして、ソーナンス本来の戦いをすることになる。

性格をうっかりやにしてカウンターの火力をもう少し上げても良かったかもしれない。


最終結果

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試合はだいたい19戦くらいやって、その内勝ち星は3戦。
結果は63人中59位。使ってるポケモンがポケモンだから真面目に最下位賞のテレポートウインディを狙ってたんですけどね、ダメでしたわ。
しかもギリギリキリ番じゃないっていう。ばんなそかな。

結局何がダメだったのか

  • 私のソーナンスに対しての理解度が低かった
  • 拘束ダメ等の詰む要素が多かった
  • 種族統一初心者が使用するポケモンとしてはソーナンスは難易度が高すぎた
  • 全員オスなのでメスのメロメロ持ちで詰む。実際遭遇して完封されかけた
  • レシラム統一がいる時点で勝ち目なんてなかった
……反省点が多く残る結果になってしまいましたね。
次はこんなザマにならないように気をつけなければ。

えっ?そもそもソーナンスが種族統一に合わないんじゃないかって?うっせうっせ。

終わりに

2回目となった種族統一ですが、なかなか楽しく試合することができました。思った以上に勝てて嬉しかったですし、種族統一の面白さに改めて触れることができました。

主催をスナイプできなかったのはちょーっと心残りですね。

他の人が主催する大会にも出てみたいですね。
あ、でもソーナンス統一はもういいかな……
次はオーロット統一辺りやりたいですね。収穫でいろいろできそうなポケモンなので。​あとみちづれが使えるのも高ポイント。

そんなところで今回はここまで。
お疲れ様でした。
















































  




種族統一は同じポケモンを何匹も育成するものですが、その過程でパーティコンセプトに沿わずリストラされてしまう個体も多く出てきます。この辺りは普通のパーティでも同じですね。

この統一もそれは例外ではありません。

ここからはおまけです。没個体の紹介。

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第6世代以降の3Dモデル。

ソーナンス@たべのこし
性格:ずぶとい
努力値:H252 B92 D164
実数値:297-​×​-​99​-×-99-53
特性:かげふみ
​​みちづれ​​/​​しんぴのまもり​/あまえる/ドわすれ
せっかくドわすれを覚えたので使ってみようとした型。
物理にはあまえるを、特殊にはドわすれを使って受けに徹する。そして残飯の回復でひたすらターンを稼ぐ。
しんぴのまもりで毒も通さない。

要するに耐久がしたいのだが、この戦法が役立つのは相手が毒やら火傷やらでじわじわ削れていく状態。ソーナンスは毒や火傷の類は一切使えない。カウンターもミラーコートも無いため、こいつにダメージソースは皆無。
努力値振りもおかしい。単純に硬くしたいならBDにぶっぱすればいいものを、Hに振った上でBDが同値になるように調整してある。何故そんなことを。
そしてみちづれの枠はどう考えてもはねるの方がPP合戦で有利になるのではねるの方が有効。みちづれはダイマックス相手に何もできないが、はねるは元から何も起こらないためストレスにもなりにくい。つまりこの型においてははねる>みちづれ。

冷静に考えると何考えてんだ当時の私…?​


種族統一やると考察の果てにこんな変な型も思い浮かんだりして面白いですね(白目)

みんなも種族統一、やろう!

お疲れ様でした。